「自閉症の人の引き出しは,座った時におなかの前にくる底の浅くて広いやつで、そこに写真が整理されることなく、ダーッと一面に広がって入っている。一方、あたしらその他大勢の引き出しは、横の下の方にある底の深い大きな引き出し、写真は年代ごとにファイルに細かく分けられて、それぞれのファイルは古い順に奥から並んで立ててある」
いつも楽しみにしているビッグイシューの連載、自閉症者の東田直樹さんと精神科医の山登敬之さんの対談。いわゆる「健常者」を「あたしらその他大勢」と表現するところに、山登先生の精神科医としての誠実さとプロフェッショナリズムを感じた。
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