2015年11月10日火曜日

弁護士の技術

師匠のとこから独立して今の事務所で仕事を始めて丸3年。訴訟でも交渉でもとっさに判断せなあかん場面では師匠から教えてもらったことしかやってないなと自覚しつつ、反対尋問のやり方は全然違う、というかあんな天才的なものは真似しようとしても出来ないし、真似しようとしてはいけないと考えていました。
が、とある証人尋問の際にとっさに何とかせなあかん場面になったとき(自分の見通しの甘さゆえに招いた事態ですが)、気付いたら師匠のやり方(の一つ)になってて、証人を追求しつつ少々気恥ずかしくなりました。
師匠の庇護の元を出て自分で責任を持って仕事をするようになってから、弁護士って他の職人と同じく、先輩の元で修行できる徒弟制であるべきだなという確信が日々深まっています。

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