2018年3月5日月曜日

方向音痴

大国町での仕事を終え、歩いていると気付いたら妻と新婚生活を始めたかつての自宅の前にいた。



「あの当時の妻は優しかった」なんてことは記憶上も事実上もなく、無意識のうちに足が向いていたという美しい仮説は成り立つ基盤がない。かつて住んでいた街であるにもかかわらず、全く別の方向を目指していたのにここにたどり着いた自分の方向感覚に、改めて驚嘆した夜だった。



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